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背中のお肉に効く!その場でできる簡単脇しめエクササイズ

年齢を重ねると体重は変わらないものの、体のラインが変わってくるのが悩み。若い頃と同じように食べていても、気がつくとこんなところに!?という場所にお肉がついてくるものです。特に背中は年齢が出ると言われる三大パーツのうちの一つ。

背中

最近のダイエットでは体重を落とす事よりも、トレーニングで体幹を鍛え美しいボディラインを目指すという内容が多く見られるようになりました。今回はそんな体のラインをきれいにしてくれるエクササイズをある女性の体験を元に紹介します。

40代半ばのパートの主婦だというその女性は、長年背中と二の腕の贅肉に悩んでいたそうです。

背中

でも、なんとかしたい思いで体のある部分に数秒ぐっと力を入れることを毎日数回し始めたとのこと。

その部分とは脇。女性は脇をぐっと締めて体に力を数秒入れるというエクササイズを毎日続けました。すると、数日後には見えなかった肩甲骨が姿を現したとのこと。そして2週間後にはなんと同僚から「痩せた?」と聞かれるほどに。会社の制服もぶかぶかになったそうです。また続けた結果、最終的に制服サイズは11号から9号へとサイズダウンに成功したとのこと。

女性が実践した脇しめエクササイズ、以下に詳しく説明していきます。

<脇しめエクササイズ>

①気をつけのポーズ
脇をぐっとしめ、気をつけのポーズで6秒間胴体にぐっと力を入れます。これを1日に3〜4回、気がついた時に行います。

②小さく前ならえのポーズ
脇をしめ、肘はウエストにぴっちり固定した状態で両手のひらで壁を押すような姿勢を6秒キープします。これを1日に3〜4回、気がついた時に行います。

①②とも脇をしめるときに肩甲骨をぎゅっと寄せるように、また背中に力が入るよう意識します。

③後ろひねり
脇を締めながら後に腕を伸ばし、外向きにひねります。二の腕がひねるように力を入れて6秒キープします。手の甲と甲が触れるくらいまで肩甲骨をよせ、脇をしめるのがポイントです。これを1日に3〜4回、気がついた時に行います。

③は続けると、二の腕だけでなくブラのアンダーサイズも下がりバストアップにもつながる効果があるそうです。

女性が考案したこの脇をしめる体操、ポイントとなるのは肩甲骨にありました。

肩甲骨

現代の生活はスマホやPCを使う時間が多く、これらを操作している時は目線が下がるため背中が丸くなりがちです。背中が丸くなった状態の姿勢を長時間続けると、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まってしまいます。そうなると周辺の首や肩、腰が凝って痛んだりするのはもちろん、猫背になったり筋力低下を招き、代謝が悪くなって脂肪を蓄えやすい体へと変わってしまうのです。

このことから、脇をしめ肩甲骨を寄せることで、背中全体の筋肉を効率的に動かすことができ、代謝を促し結果として引き締め効果が期待できるという仕組みです。

また6秒間力を入れるのは、筋肉に5秒以上一定の圧がかかると筋肉の中にある細い筋繊維が壊れ、それを修復させようと自己回復力が活性化され、柔軟性のあるしなやかな筋肉を作り出すことができるというアイソメトリックスの理論から。とても簡単ですが、この方法だと筋力と基礎代謝をアップさせながら筋肉自体を鍛えることができるそうです。

この女性が実践した体操は、背中全体の筋力を効率よくアップする方法だったというわけです。また、肩甲骨の凝りを解消することで、肩こりや背中の痛みなど不調も改善されることから美容だけでなく健康効果も期待することができます。

1回あたりたった数秒でできてしまうエクササイズ。仕事中トイレに席を立った時や、家事の合間にすれば、ウエアに着替えたり運動の時間を設ける必要もありません。2週間から効果が見られるそうなので、夏本番手前の今ぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/Maruko