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化粧品・スキンケア商品に潜む発がん性物質の危険|メイクの成分知っていますか?

女性は平均で1日になんと515種類もの合成化学物質を化粧やスキンケアとして肌に塗っている…そんな研究結果を耳にしたら、あなたはどう思いますか?しかも、その化学物質のうち60%が身体に吸収されていくとしたら?化粧をするのをやめる女性すら出てくるかもしれません。

「美しさには痛みが伴う」とはよく言ったもので、化粧品から女性の身体に取り込まれる毒性化学物質についての研究結果を比べてみると、まさにその言葉どおりであることに気づかされます。

化粧品業界誌「In-Cosmetics」は今から10年ほど前、女性は1年間になんと平均約2キロもの化学物質を身体に取り込んでいると発表。それから2年後には、ナチュラルデオドラント化粧品メーカーの「Bionsen」が「日々のお化粧やスキンケアを通して、女性は平均515種類もの合成化学物質を肌に塗りたくっている」という衝撃的な研究結果を世に主張しました。

その数の多さに圧倒されますが、米国ではこうした欧州連合(EU)ではすでに化粧品への使用が禁止されている1300種類の化学物質の使用が認められているのが現状です。

これらの化学物質の中には、すでに発ガン性が認められているものから、神経毒とされるもの、さらには生殖能力に悪影響を与える物質までさまざまな物が含まれています。

NGO団体「Environmental Working Group」の調査で、アメリカ人男性の69%とアメリカ人女性の94%は、発ガン性が懸念されている化学物質ハイドロキノンをスキンケア製品を通して日々肌に塗布していることが分かっています。ハイドロキノンは日本国内では2%までの配合が厚生労働省によって許可されているのが現状で、その高い美白効果から愛用する女性が増え続けている反面、健康に対する害が懸念されているのも現実です。

こうした毒性が認められる化学物質が誤って口から体内に入った場合、唾液や胃液に含まれる酵素によって分解されますが、肌から直接吸収されて血中に入ると、体の防護メカニズムは一切働きません。

老化の促進やガンの発病を防ぐためにも、こうした化学物質を含む化粧品の使用は極力避けるのはもちろん、洗顔にスキンケア専用のオリーブオイルを使用するなど、オーガニックな原料で作られた化粧品を使用することが重要です。

いかがでしたか?化粧品に500種類を超える合成化学物質が含まれているなんて驚きですね。化粧品を選ぶ際は「横文字でなんだかよく分からない」と投げやりになるのではなく、一つ一つの成分を詳しく確かめた方が良いでしょう。