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唐辛子に触れた手で顔を触った時の正しい対処法&辛みを和らげる食品

お蕎麦ややうどんなどに欠かせない七味唐辛子や唐辛子、テーブルに常備している家庭も多いはず。でも好奇心いっぱいの子どもを持つ家庭では誤飲を恐れて棚の奥の方にしまっているのでは?

そんな唐辛子にまつわるゾッとするエピソードがTwitterに投稿されて話題になっています。

投稿者のinoue(@AmlnUCRmxQkr3Rb)さんは、「今、救急車呼ぶ寸前だった」と10歳の息子に起こったことを説明しています。

今、救急車呼ぶ寸前だったんだけど聞いてください!
息子が七味とうがらしをいじってて間違えてぶちまけて、その手で鼻と顔を触っちゃったから、急いで水で洗い流したら火がついたみたいに泣き出して!!!!
唐辛子って肌に付いたら水で洗ったらダメで、余計痛くなるんだって!!!!!!

水で洗ってはダメ?唐辛子を触った手がヒリヒリ痛くなったこと、皆さんも一度は経験したことがあるはず。唐辛子をいじった手で顔を触ってしまった息子くんの手や顔を水洗いしたinoueさんでしたが、水によって唐辛子の痛みはさらに増してしまったのです。

泣き叫ぶ息子をなだめつつ、解決法をググったinoueさん。そこで「カプサイシンは『脂溶性』」という言葉を目にします。唐辛子の辛味の成分カプサイシンは、脂溶性、つまり油に溶ける性質があるのです。

唐辛子専門店ハクタカのホームページでは、店長の伊藤さんがこう説明しています。

「唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」は脂溶性です。油には溶けますが水には溶けず、辛さを洗い流すことができません。冷水を飲めば瞬間的に冷やされるため、辛さが和らいだように錯覚するかもしれませんが、のど元を過ぎれば辛さがぶり返すことでしょう。

唐辛子が手や顔についた時は、サラダ油やオリーブオイルなどの油をかけてあげると痛みが和らぐようです。ちなみに伊藤店長によれば、辛いものを食べた時の辛みを和らげてくれるのは以下の食べ物だそう。

激辛ラーメン

牛乳
牛乳に含まれる「カゼイン」は、唐辛子の辛み成分であるカプサイシンと結び付くことで、舌に辛みを感じさせることをストップする働きがあるそう。

レモン(レモネード)
レモンに含まれるクエン酸が唐辛子に含まれるカプサイシンを和らげる働きを持っているため


油分を含んだスープと合わせて辛いものを食べると、辛味が和らぐそうです。

お酢
お酢の酸味が辛みを紛らわせてくれます。

次回辛いものを食べるときはコップ一杯の水ではなく牛乳を用意しておくといいですね。そして不意に唐辛子がついた手で顔に触れてしまった時は、まずは落ち着いて水ではなく油を探しましょう。覚えておいて絶対に損はないはずです。