時には普通のやけどより重症化することも|冬は低温やけどに注意!

冷え込む夜に欠かせない湯たんぽや電気毛布。しかし、近年このような暖房器具による低温やけどの被害が多々報告されるようになりました。

この低温やけど、冬は特に気を付けたい症状と言われています。というのは、通常私たちが想像するような熱湯やフライパンのような高温に触れる火傷の場合、あまりの熱さにすぐ身を引くので熱い物体への接触時間が短くて済み、皮膚の損傷は表面のみということが多いのです。

しかし、低温やけどの場合は、44度の熱源に3~6時間接触し続けることで起こり、低温であるがため気がつかない間に皮膚の深層部までやけどが進み、皮膚の細胞が壊死するほどの重症になる可能性があるのです。

そのため、初めはやや赤くなる程度であったものでも、数日後に皮膚が黒く死んで、深いところまで穴があいたように崩れていく、ということも。じわじわ時間をかけて深部まで熱が到達する低温やけどの場合、治療には一カ月近く要したり、跡が残ったりすることが非常に多いそう。

以下、低温やけどが特に起こりやすい状況と言われています。

血行不良

足など血行が悪い部分。皮膚に受けた熱は血液で分散していきますが、血行が悪いとその機能が働かず熱がこもるため。

・骨の付近

血行が悪い部分が多く熱がこもりやすいため。

・高齢者、糖尿病患者

知覚がにぶく、熱さを感じず、血行も悪いため。

・温度が高くなる環境

ホッカイロを貼って毛布をかけて寝る、ホッカイロを貼って電車のヒーターの上にすわるなど。

・圧迫

ホッカイロの上からガードル、電気あんかに足をのせて上から布団をかけるなど、いずれも熱がこもりやすくなるため。

・爆睡、または泥酔

酔って帰宅してヒーターの前で寝て低温やけどを起こしたという例は多いそうです。

このように症状に気が付きにくい低温やけど。防止するにはどうしたらいいのでしょうか。以下、低温やけどを防ぐためにやっていはいけなことをまとめました。

・適温だからと湯たんぽを入れたまま眠りにつく

ゆたんぽなどは就寝前に入れて寝具を温めておき、就寝する際には寝具の外に出すようにするのが安全と言えます。

・電気毛布のような電気製品のスイッチを入れたまま眠りにつく、または電気こたつの中や電気カーペットの上などでうたた寝

電気毛布や電気カーペットなどは体が温まってきたら早めにスイッチを切るのをお勧めします。

そして万が一、低温やけどになってしまったら、流水で患部を冷やします。やけどを負った箇所に赤みが出るだけのものは軽症のため、ワセリンを塗って保護するくらいで良いそうですが、水泡が出たりした場合は皮膚の深部まで火傷が進行している可能性があるため早めに皮膚科を受診するのがいいそう。

その言葉のイメージから軽いものと思われがちな低温やけど。重症化しやすく治療も時間がかかるため、湯たんぽや暖房器具の使い方にはくれぐれも注意したいものです。

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