意外に知られていない薬の併用における注意点|処方薬と市販薬の危険な組み合わせ

風邪による頭痛、突然やってくる腹痛や下痢などの症状。いつ陥ってしまうかわからない体調不良に、家には普段から薬を常備しているという人も多いはず。 薬局や大型のドラッグストアなどで購入するいわゆる「薬」というものは「一般用医薬品」と呼ばれ老若男女の誰もが使用できるよう安全を第一に作られ、その薬の有効成分の含有量は少なめになっています。

バファリン

それに対し、医師の処方箋によって処方された薬は「医療用医薬品」と呼ばれ患者の症状に合わせ医師が管理するため、使われる有効成分の種類も多く、効き目を強くしてあります。

内用薬

医師の処方を受けている医療用医薬品の場合は、薬が複数ある場合はその使用方法について詳細の記載がありますが、その処方薬と一般用医薬品と呼ばれる市販の薬の併用における注意点はあまり知られていません。

処方薬

1月を迎え、寒さ厳しい今の季節は喉の痛みや咳といった風邪の諸症状や、春を間近に少しずつ押し寄せる花粉症などで市販の薬を飲んでいる人も多いかと思います。しかし、その際にもし持病を患っており医師からの処方薬を服用している際は注意が必要です。体を楽にするどころか、薬の効き目を弱めたり、逆に体調不良を誘発したり、最悪の場合は命に関わる副作用を起こす可能性があるのです。

体調不良

以下に処方薬と市販薬の危険な組み合わせとそれによって引き起こされる症状を紹介します。(処方薬 x 市販薬の順に記載しています)

1. 降圧剤心不全治療薬(カルベジロールなど)、糖尿病治療薬(スルフォニル尿素薬など)×鼻炎薬(プソイドエフェドリン配合)

交感神経を刺激して鼻づまりを改善するプソイドエフェドリンは血圧にも作用するため、高血圧や不整脈の原因となる可能性があるそう。

2. 抗不安剤(ベンゾジアゼピン)×アレルギー性鼻炎薬(抗ヒスタミン薬)

アレルギー性鼻炎薬の抗ヒスタミン剤と抗不安薬のベンゾジアゼピンには共に強い喉の渇きの副作用があり、併用は危険とのこと。

のど

3. 胃潰瘍の薬(オメプラゾールなど)×便秘薬(ビサコジル配合)

ビサコジル配合の便秘薬と胃酸を抑える薬を服用すると、便秘薬が腸に届かず胃の中で溶け出し、腹痛や吐き気のリスクがあるそう。

吐き気

4. 抗血栓剤(ワルファリンカリウム)×解熱鎮静剤(アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェン配合)

解熱鎮痛剤には血液を固まりにくくする作用があるため、抗血栓剤との相乗効果で出血時に血が止まりにくくなる危険があると言われています。

5. 抗うつ剤(炭酸リチウム)×解熱鎮静剤(ロキソプロフェンNa水和物配合)

一部の解熱鎮痛薬と抗うつ剤を併用すると腎臓に負担がかかり、吐き気や下痢、耳鳴りなどリチウム中毒症状が出ることもあり得るとのこと。

耳鳴り

もしも今持病があり医師からの処方薬を服用しているという方、または家族に該当する方がいるという方、万が一のために上記内容を頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

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