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心身の疲労回復に|究極のリラックをもたらすシャバーサナのポーズ

仕事に家事にと忙しい毎日を送る私たち。ストレス社会と呼ばれる現代では、肉体的な疲労よりも精神的な疲労が大きいとまで言われるほどです。

精神的な疲れと耳にすると、複雑な人間関係や仕事から来る負担と想像してしまいますが、決してそれだけではありません。脳を酷使するパソコンやスマホを使用するのが当たり前になった今、思った以上に脳へ負担がかかり疲労が溜まっています。

肉体的な疲れと違い、脳や心に負担がかかり精神的に疲れてしまうと現れる症状が、不眠や浅い眠り。疲れているのに、なかなかぐっすりと眠れないという方は体よりも精神的な疲れが溜まっている可能性が高いのです。

そんな時に体と心をリラックスさせ、心身ともにストレスから解放してくれるのがシャバーサナというヨガのポーズ。

手足を開き目を閉じたまま仰向けになることから屍のポーズと呼ばれ、ヨガレッスンの最後に行うことが多いこのポーズは、心・身体・呼吸が調和され、究極のリラクゼーションをもたらすとも言われています。

そして、このシャバーサナのポーズをすることで体に嬉しい効果があると言われています。

<シャバーサナがもたらす効果>

1. リラックスでき、心や脳の疲れが回復
シャバーサナをすることで得られる最も大きな効果がリラックス効果。目を閉じて安静にすることで、脳波の一つであるα波が優位に働きます。α波がはたらくと、ストレス解消効果だけでなく、脳の疲れも改善され、記憶力や集中力の向上や想像力の発揮、また自律神経のバランスを整えると言われています。自律神経が整うことで、体がリラックスできるため、不眠の解消にも繋がるそうです。

2. 全身の筋肉・神経が休まり体の疲労が回復
シャバーサナでは仰向けの状態で横になりますが、この姿勢をとるだけでも筋肉、内臓、神経を休め、血液を全身に均等に循環させやすくなります。そのため、わずかな時間でもシャバーサナをすることで、目の疲れや内臓の疲れの回復、また頭痛の緩和や血圧の低下にも効果があると言われています。

全身の筋肉や神経系を休ませ、心と体の疲れを取り除いてくれるシャバーサナ。そのやり方は以下の通り。

<シャバーサナの方法>

1. まずは床に仰向けの状態で横になります。
2. 両足は肩幅に広げ、両腕は体から離して広げ、手のひらを上に向けます。
3. 全身の力を抜いてリラックスします。
4. 目を閉じて腹式呼吸をします。
5. 呼吸から意識を離し深いリラックス状態に入ります。
6. 5分から10分ほどこの状態を維持します。

5分するだけで1時間程度の睡眠に匹敵すると言われるほど疲労回復効果の期待できるシャバーサナ。このポーズを取ると、知らず知らずのうちに寝入ってしまうという方も多くいるようです。最近あまりよく寝れないという方は、就寝前にこのポーズをしてみるのもおすすめです。

心や体が疲れ気味かもと感じた時は、シャバーサナで心と体をリラックスさせてみてください。

プレビュー画像:©︎Facebook/Yukie Ishii

心身の疲労回復に|究極のリラックをもたらすシャバーサナのポーズ