人は不規則なペースで老いていく|血中タンパク質が老化の鍵を握っていた

人の体は年齢と共に衰え、その進行具合は人によって異なるものの徐々に一定のペースで体の内側、または外見に現れます。 これが世間一般の「老い」の共通認識とされていました。

老い

しかし、人間の体はある年齢に達すると体の中で老化が急激に起こっている事がアメリカ・スタンフォード大学の研究で明らかになったのです。研究によると、人の体は人生で3回、その急激な老化が起こるそう。その年齢が、上から78歳、60歳、そして最初の老化はなんと、まだ青年期の34歳。

老い2

その理由は血中に含まれるタンパク質にあると言われています。タンパク質は体を構成する細胞成分の多くを占めており、人の体の健康状態を大きく左右する重要な役割を持っています。個人差はあるものの、上記の3つの年齢時に人の血中内の特定のタンパク質レベルが大幅に上がる事で、それが急激な老化につながるのだそうです。これにより、一定ペースで進むと思われていた老化が実は不規則に進む事が判明したのです。

30代の半ばにその一波がきてしまう老化。しかし、これは加齢のみの要因で不可逆的に生じる「生理的老化」であり、人それぞれが持つ遺伝子や生活習慣によって老化の程度も異なり、予防対策もできるそう。以下に挙げた項目で体の老化を簡単にチェックする事ができます。

・アザがなかなか消えない

45歳以上の人には一般的ですが、35歳でアザがなかなか消えないようだったら、早期老化のサインと思った方が良さそうです。

・手の血管が浮き出ている

元々そうだったという人を除いて、若い頃と比べて手の血管が浮き出るようになった人は要注意。皮膚が乾燥し、薄くなっている老化のサイン。

・肩の後ろにお肉がついている

お腹やウエストだけでなく肩の後ろにも脂肪が気になるという人は体の機能が低下している証拠。

肩肉

・歩くスピードが遅くなった

同年代の人でライフスタイルも似ている友人と一緒に歩いていて、ついていくのが辛かったり、いつも遅れがちだというのなら、 筋肉が衰え始めている証拠。

・顔や首にシミができた

シミ

日光に反応して色素沈着したものと言われる顔や首に現れる茶色く小さなシミ。40歳前にでき始めたという方は老化のサイン。

でも、生活習慣をちょっと変えるだけで老化のサインが現れるのを遅らせることが可能です。例えば、つい良くないとわかっていてもスマホを眺める時間が多いという方は、スマホを見るときに顔を俯けないようにする事で首のシワ対策ができます。

スマホ

また健康のためにスポーツをしているという方であれば、スポーツ後は顔を必ず洗う事で皮膚に付着した汗による炎症を防ぎ、後に乾燥やシワになることを防ぐ事ができると言われています。睡眠中も同様に皮膚から汗や脂が分泌されるため、朝の洗顔にも同様の効果が期待できます。

洗顔

そして驚くべきことに、車の運転が老化にも関係しているそう。運転によるストレスがコルチゾールやアドレナリンを分泌し、これがシワや疲労の原因になると言われています。車の運転時間が多いという方は、休みの日は公共交通機関を使ったり、または歩く時間を増やすなど工夫をすることが良さそうです。

歩く

血中タンパク質の変化により、不規則にやってくる生理老化。避けられない老化の事実にショックを受けてしまいがちですが、この研究によって、老化を抑える薬剤の開発や、アルツハイマー病や心疾患など加齢が大きく関与する疾患の発症リスク予知が可能になると期待されています。

そうは言うものの、未来に期待するよりは現実に目を向け、人生で必ずやってくる老化に対し健康的な暮らしをおくることが何よりの老化対策であることは言うまでもありません。

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