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子供がお腹痛いと言い始めたら…疑ってみてほしいことがある。

「ママ、お腹痛い」…子育てをしていると、子供からよく聞こえてくるフレーズです。この言葉を聞いたとき、あなたはどういう風に反応していますか?どうせ学校に行きたくないから適当なことを言っているんだろうとか、ほうっておけばすぐに治るとか、そういう風に思って聞き流していませんか?でも実は子供のこの「お腹痛い」発言、思わぬ危険が潜んでいることがあるのです。

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中には、就寝時部屋を暗くした時に「お腹が痛い」と言い始める子供もいれば、毎朝、学校に行く前に急に痛いと訴え始める子もいます。なぜ子供たちが頻繁にお腹が痛いと言うかご存知ですか?…それは子供たちが不安を感じているからです。

胃は腸の神経系のメインであり、第二の脳とも呼ばれています。ですから、不安が腹部に与える影響は、実は私たちが想像するよりもはるかに大きなものなのです。不安が胃の痛みを引き起し、そして胃の痛みはさらに多くの不安を引き起こす…負のスパイラルを生み出してしまうのです。

ある調査で半数以上(51%)が、「子供が何らかの種類の不安障害を患ったときに胃痛を経験した」と回答したことからも分かるように、不安とお腹の痛みは驚くほど密接な関係があるのです。

お腹の痛みを訴える子供たちについて覚えておくべき最も重要なことは、子供たちは決して嘘をついていないということです。お腹の痛みは決して子供達が注目を浴びたいからと言って想像で作り上げたものではないのです。そして子供たちは、なぜお腹の痛みが引き起こされているのか分からないのです。

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もし子供が「お腹が痛い」と言ってきたら、何か悪いものを食べたかどうかを疑うことも重要ですが、それ以上に、子供が不安になってしまうような要因があるかどうかを注意深く見てみてください。そして親が取り除いてあげられるようなものであれば、その不安を遠ざけてあげてください。「お腹が痛い」という言葉は、子供たちからの決して見逃してはいけないサインなのです。