胸の痛みが起こったら|心臓発作ではない8つの胸痛の原因

胸が突然痛くなると心臓の病気?と不安になりますが、胸痛の原因はさまざまで、必ずしも心疾患や心臓発作とは限りません。 肺の病気、筋肉の緊張、単純な胸やけも胸痛の引き金になります。重い病気もありますが、ほとんど心配のいらない病気もあります。

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この記事では、心臓発作とは関係のない胸痛のよくある原因を8つご紹介します。

1. 筋肉痛

胸痛の原因として最も多いのは胸部の筋肉の緊張です。筋肉痛のようなもので緊急性はありません。鋭く刺すような痛みやチクチクする痛みを感じる人が多いのですが、心臓発作のように痛みが持続することもあり、恐怖を引き起こすことがあります。目安としては、胸を押さえると痛みが増す場合は、心臓の問題ではなく、筋肉や骨が原因と考えられます。

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2. 胸焼け

辛い食べ物を食べた後や、お酒を飲み過ぎたあとに胸の真ん中あたりに痛みを感じることがあります。これは胸焼けです。食べ過ぎや飲み過ぎにより胃酸が食道内を逆流し、食道の灼熱感と胸痛が起こります。この胃酸の逆流がごくまれに起こるだけなら、それほど心配することではありません。ただし、週に2回以上起こるようなら医療機関を受診してください。逆流性食道炎の可能性があるからです。逆流性食道炎を治療せずに放置すると、喘息やバレット食道が起こることがあります。

3. 帯状疱疹(帯状ほうしん)

持続する胸の痛みがあり、皮膚に水泡ができていれば、帯状疱疹かもしれません。帯状疱疹は、最初はかゆみと皮膚の灼熱感があるだけですが、胸部周辺が帯状疱疹に侵されると、胸の痛みが激しくなります。眠れないほど痛むため、心臓発作としばしば間違えられますが、水泡の有無で判断できます。

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4. 膵炎(すいえん)

胸の痛みは心臓発作とは関係ないことが多いのですが、だからといって危険でないとは言えません。その一例が急性膵炎です。膵炎では腹部(みぞおち)に強い痛みが発生し、ときに胸部にも広がり、横になると痛みが増します。膵炎は胆石が原因で起こることもあります。膵炎が疑われる場合は、すぐに医師の診察を受けて治療を受けるか、深刻な場合は手術を受けることになります。

5. 肋軟骨炎(ろくなんこつえん)

胸部の痛みは、ティーツェ症候群と呼ばれる肋軟骨炎によっても起こります。これは肋骨と胸骨の間の肋軟骨に炎症が起き、腫れる疾患です。症状は心臓発作に似ており、座ったり横になったりすると悪化しますが、体を動かしても悪化します。痛みと炎症は通常、数日から数週間で自然に消失します。根本的な治療法はありませんが、再発した場合は必ず医師に相談してください。なぜなら症状が似ている別の病気が多いため、医師が慎重に診断する必要があるためです。また痛みを和らげる治療も開始できます。

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6. 心膜炎

風邪や胃腸炎などのウイルス感染症によって、心膜炎が引き起こされることがあります。ウイルス感染の数日後に鋭い刺すような胸痛に突然気づいた場合は、心膜炎の可能性が高いと言えます。心膜炎の原因のほとんどがウイルスですが、結核などの細菌感染症や関節リウマチなどの病気の後にも起こります。多くの場合は軽症ですが、生活の質に大きな影響を与える可能性があるため医師の判断で治療を受けましょう。

7. 喘息

喘息は呼吸器の慢性炎症性疾患。様々な刺激に対する気管支の過反応を特徴としており、気管支が狭くなり、息切れ、咳、喘鳴に加えて、胸痛を引き起こすこともあります。なかには、咳や喘鳴がなく、胸の激しい痛みや締めつけ感など胸痛だけが症状の患者もいます。

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8. パニック障害

パニック障害は心臓発作のように感じられることが多いため、死の恐怖を覚える人がほとんどです、首まで鼓動する心臓、大量の汗、ふるえ、吐き気、気が狂うような感覚などの症状があります。パニック障害を起こす家族がいる場合、発症リスクが高くなります。他にもストレスや人生の重大な変化、トラウマ的な出来事が引き金になることもあります。

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胸痛はさまざまな原因で起こり、救急治療室を受診する主な理由の一つです。世界的には人口の20%〜40%が胸痛を抱えていると言われます。

受診の目安:

原因のはっきりしない胸痛がある場合、特に激しい痛み、新しい痛み、長期間持続する痛みがあるならば直ちに病院を受診しましょう。

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息苦しさ、心拍数の増加、顎、首、腕の痛み、めまいなどを伴う非常に激しい痛みの場合は、迷わず救急車を呼んでください。これらは心臓発作の徴候なので早急な手当が必要です。

出典

Health

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