12種類のメディカルハーブでケアする美容と健康|スパイス・ハーブの使い方&注意点

ハーブというと、アイスクリームにのったミントや、スパゲティにのったバジル、揚げ物に添えてあるパセリを思い浮かべる人もいるかもしれません。 なんとなく苦手だからと、添え物のハーブをお皿から避けていませんか? 

Karaage, Yakitori, Yakiton, Gatsu and shochu at Iseya, Kichijoji

実はハーブは西洋では、薬用植物(メディカルハーブ)と呼ばれ、その薬用成分は薬に替わり太古の昔から人々の体を病気から守ってたありがたい存在です。

今、こうしたメディカルハーブは、薬に替わるものとしてヨーロッパでも再び注目を集めています。薬の安全性や効能、副作用の影響などを懸念する患者たちが、従来の西洋医学と併用する形でメディカルハーブを用いているのです。

メディカルハーブといっても、副作用が全くないわけではありません。また過剰摂取は禁物。そしてメディカルハーブは植物そのものを指すこともあれば、抽出された成分を「エキス剤」や「錠剤」として用いられるタイプもありますが、できれば植物そのものを摂るようにしましょう。抽出され薬効成分が高濃度になったものに比べても十分な効果はあり、副作用が少ないからです。

この12のメディカルハーブの効能を知ったら、お皿のうえのハーブを避けられなくなるはずです。

1. バジル

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イタリア料理には欠かせないバジル。ピザやスパゲティにフレッシュなバジルの葉を散らせば、爽やかな香りが広がり食欲も倍増です。食事を美味しくするだけでなく、バジルは胃腸に優しいハーブで、脂肪分の消化を促進し便秘解消効果があります。また偏頭痛や不安感、気分の浮き沈みを和らげます。

ただ、バジルはエストラゴールと呼ばれる発がん成分も含むので、食べる量は1日20枚程度にしておきましょう。

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2. ガーデンクレス

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ガーデンクレスはコショウのような辛味があるので胡椒草とも呼ばれ、貝割れ大根のようなスプラウトの一種です。サラダなどにして食べるのが一般的ですが、ビタミンC、カルシウム、鉄分、葉酸を多く含む栄養満点のハーブです。結合組織を強化し、髪の毛や皮膚、爪などを強く美しく保ちます。

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3. ローズマリー

肉料理、煮込み料理などに使えば食材の臭みを消し、食欲が高まる香りを添えてくれるローズマリー。ヨーロッパのこってりとした肉料理に使われるのは、胃腸の不快感や、膨満感を緩和する効果があることも理由なのかもしれません。またローズマリーの香りには頭痛やストレス、憂鬱感をやわらげる効果があり、ローズマリーの精油は肌に擦り込むと血行を促進する働きがあります。

しかし、敏感肌の人は精油を肌に塗るのは避けましょう。また精油は目元や口元、幼児の鼻付近に塗るのは避け、高血圧の人や妊娠中の人は特に使用に注意が必要です。

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4. パセリ

生のパセリはビタミンCの塊。野菜の中でもビタミンCの含有量は群を抜いて高く、他にもビタミンEやK、カルシウムや鉄分、カリウムなどのミネラルもたっぷり含んでいるパセリは、動脈硬化予防や美肌効果に優れています。またパセリは抗菌効果や抗炎症効果が高く、ピネンやアピオールという物質は口臭を抑える効能があります。

しかしパセリは、子宮に刺激を与える作用があるため、妊娠中や授乳中の人は、避けた方が良いでしょう。

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5. チャイブ

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味はネギよりもまろやかで、香りは玉ねぎに似ているチャイブ。西洋料理ではポテトサラダやスープの風味付け、肉料理や魚料理の香味としてよく使われています。ビタミンAやB1などが豊富で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルもたっぷり。消化促進や整腸作用、新陳代謝を促します。日頃からチャイブを食べている人は、高血圧の改善や貧血の予防効果がみられたという研究結果も出ています。チャイブを食べるときは、食塩量を控えるようにしましょう。

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6. タラゴン(エストラゴン)

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元々は薬草として使用されていたタラゴンが食べられるようになったのは、中世に入ってから。「食通のハーブ」と呼ばれ、フランス料理には欠かせないハーブとされるタラゴン。アニスのような甘く柔らかな香りとほのかな辛味が、肉や魚の臭みを和らげ、バターやクリームなどをたっぷり使った脂肪分の高い料理もスッキリとした後味に仕上げます。食欲増進作用の他に、消化、新陳代謝の促進効果、疲労回復、鎮静作用があります。

このハーブも、妊娠中の人は使用を避けた方が良いでしょう。またバジルと同じくエストラゴールを含むので、食べ過ぎは禁物です。

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7. レモンバーム

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レモンのような爽やかな香り特徴のこのハーブは、不安な気持ちや緊張を和らげ、抗うつ作用があると言われています。ハーブティーにして飲めば、感情の起伏が穏やかになり、気持ちが前向きに明るくなります。また、抗菌作用や抗ウイルス作用があるので、レモンバーム軟膏はにきびや吹き出物、あせもや湿疹による皮膚の痒みを抑える効果があります。

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8. セージ

ヨーロッパでは、古くから魔除けや浄化に使用され、万能薬として使われてきたセージ。抗菌・抗ウイルス作用に優れ、風邪のひき始めの喉の痛みや口内炎にはセージのお茶が良いとされています。また汗を抑える働きもあるので、更年期の発汗異常、多汗や寝汗で悩んでいる人にもおすすめです。

妊娠中・授乳中の人は、使用を避けましょう。

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9. オレガノ

トマトベースの料理によく使われるオレガノは、地中海料理では欠かせないハーブです。胃腸の調子を整え、消化を促進してくれるオレガノは、食事と一緒に摂るのはもちろん、食べ過ぎた時にハーブティーとして飲んでも消化を助けてくれます。

また、鎮静作用があるので、神経性の頭痛や、月経痛、筋肉の痙攣などを和らげ、咳を鎮めてくれます。

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10. タイム

ハーブの中でも抗菌作用が特に強いタイムは、たんを取り除く作用や、気管支炎や喘息、咳などの症状緩和に効果があります。喉が痛い時、風邪やインフルエンザを予防したいときは、タイムのお茶をうがい薬として使うと良いでしょう。タイムティーは少し辛いので、他のハーブと混ぜてブレンドしたり、紅茶とブレンドすると飲みやすくなります。

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11. ペパーミント

食べ過ぎや飲み過ぎで胃の調子が悪い時、腹痛や胸焼け、胃けいれんなどの症状を緩和してくれます。胃の筋肉を緩め、精神的な緊張を和らげてくれるので、乗り物酔いや吐き気の予防にもなります。乗り物酔いしやすい人は、休憩中にペパーミントティーを飲んだり、サシェを携行すると良いでしょう。

摂りすぎると粘膜を乾燥させ逆に胃痛を引き起こしてしまいます。また母乳の出が悪くなるので、授乳中の摂取は控えてください。

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12. カモミール

メディカルハーブの中でも1番の万能選手がカモミール。お茶として摂取するのが一般的で、カモミールティーには、リラックス・鎮静効果、花粉症や鼻づまりなどの症状緩和作用があり、胃腸の働きを整え、月経痛などを緩和してくれます。またベッドに入る1〜2時間前に飲むと安眠効果もあるので、不眠で悩んでいる方にもおすすめです。

ただカモミールには子宮を収縮させる作用があるので、妊娠中の人は摂取しないようにしましょう。

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これまでご紹介してきたハーブは、メディカルハーブの一部です。メディカルハーブを使った統合医療に切り替えたいと思っている人は、まず医師に相談しましょう。こうしたハーブを普段から料理と一緒に楽しみ、時折お茶として飲んでいたら、薬箱とは無縁の生活になるかもしれません。

出典

eatsmarter

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