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一杯の紅茶がウイルスを撃退|インフルエンザを確実に予防できる紅茶の飲み方

猛威を振るうインフルエンザ。日々の手洗いやうがい、十分な睡眠に栄養のある食事など、師走の忙しいこの時期は特に注意を払っている人も多いはず。そんな中、身近なものがインフルエンザ予防の強力な助っ人になることがわかったのです。

インフルエンザ

それが紅茶。正式にいうと、紅茶を淹れた時に生まれるある成分がインフルエンザウイルスをやっつけるというのです。その成分が紅茶ポリフェノールの1つであるテアフラビン。このテアフラビンがインフルエンザウイルスを無力化、つまり細胞への感染を阻止する能力を持つことが判明したのです。

インフルエンザウイルスは表面にあるスパイクという突起物を駆使して、鼻や口の粘膜に侵入、細胞に吸着するそう。紅茶ポリフェノールはこのスパイクにくっつくとウイルスが細胞に吸着する能力をほぼ100%奪うのだそう。この能力、緑茶やしょうが湯、ビタミンC飲料よりもはるかに高いと言われています。さらに驚く事に、紅茶ポリフェノールはインフルエンザのどの型にも効果があるとのこと。インフルエンザの予防接種をした人の中には、そのワクチンが流行の型と違いインフルエンザにかかってしまったという人も中にはいるはず。

予防接種

この画期的なインフルエンザ予防策、インフルエンザウイルスに直接働きかけるため、インフルエンザ患者が飲むとその患者から他の人への感染を防ぐ効果も期待できるのだそうです。今まで知らなかった紅茶ポリフェノールのすごい効果。しかしこの効果を最大限活用するにはある一手間がポイントになってきます

それは紅茶を沸騰したお湯で煮出す事。もっとも効果的なのは市販されている一般的なティーバッグ(2グラム)を、沸騰したお湯150mlに入れ1〜2分抽出するという方法。80度以上のお湯で淹れることで紅茶ポリフェノールが生まれやすくなると言われています。この場合、1杯に含まれる紅茶ポリフェノールはおよそ150㎎ほど。これはペットボトルの紅茶の倍以上になるそうです。

そして飲み方のオススメはレモンティー。レモンに含まれるビタミンCには免疫を高める効果があるので、ウイルス撃退において相乗効果が期待できるとのこと。

レモンティ

逆にオススメできないのはミルクティーだそう。その理由は牛乳に含まれるタンパク質が紅茶ポリフェノールを取り込んでしまうため、紅茶ポリフェノール本来が持つ感染阻止の働きをしなくなってしまうと言われています。

紅茶は風邪をひいた時にカテキンが喉の痛みに効くとして知られていましたが、インフルエンザウイルスに抜群の効果を発揮するとは驚き。家にあるもので簡単にできるので新しいインフルエンザ対策の1つとして取り入れたいですね。