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今すぐ見直したい、腰痛をもたらす8つの生活習慣

人間の上半身を支える腰(腰椎)は、体の様々な器官の中で一番早く老化が起きると言われるほど普段から大きな負担がかかっています。20代で腰の老化は始まり、歳をとるごとに腰痛を起こす頻度は高くなっていきます。

腰痛は男性では1番目、女性では2番目に訴えの多い症状ですが、原因が特定されるものはわずか15%。残りの85%は、生活習慣、ストレスや不安、不眠など様々な要素が考えられますがレントゲンなどの検査をしても原因がわからないのです。

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日頃からストレッチや筋トレなどで腰回りの筋肉を鍛えておくのが最善の腰痛予防策と言えますが、突然の腰の痛みは日常の動作に気をつけるだけでも回避することができます。特に腰痛の引き金となりやすい8つの日常の動作をご紹介します。

1. リュックサック

 
 
 
 
 
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小学生の頃から重たいランドセルを背負っていますが、適切な重さは体重の15%程度で、小学校程中学年なら2〜3kg。大人でも10kg以上の荷物を背負うと、たとえ一時的であっても背骨を痛める可能性があるそうです。

ハイキングや旅行などで重たい荷物を背負う必要があるときは、肩や腰のサポートがしっかりついたタイプのリュックサックやバックパックを使いましょう。特に腰のサポートベルトは肩にかかる負荷を分散させてくれるので重たい荷物を背負うときは必須です。

2. 床の拭き掃除

床の拭き掃除で四つん這いになって腕を大きく伸ばしたりすると、腰を痛める可能性があります。出来るだけ腰をかがめないでもすむような掃除道具を使うのが一番良いですが、どうしても雑巾がけをしたいとき、さっと床を拭き掃除したいときは、片膝を床につけて拭き掃除してください。

3. 車のタイヤ交換

 

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日常的にやることではありませんが、タイヤ交換の姿勢はぎっくり腰を引き起こしやすいので、躊躇せず車の修理専門家に依頼しましょう。車自体を持ち上げない限り、タイヤ修理は背骨への負担がかかりすぎるのです。ただ、緊急措置として自分で交換しなければならないときは、床や地面に毛布などを敷いて、膝をついて行いましょう。

4. 歯磨き

 
 
 
 
 
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長時間の座りっぱなしは腰への負担が大きいことはよく知られていますが、立ちっぱなしも危険です。歯磨きの時は特に姿勢に無意識になるため、前かがみの姿勢や片方の足に体重を乗せて立ちながら磨く人が多く、腰に負担をかけてしまうのです。さらに洗面台に中腰でかがむのも、ぎっくり腰を引き起こしかねない危険な姿勢です。

歯磨き中は片手を壁についてバランスをとりながら、真っ直ぐに立つと腰に負担がかかりません。また口をゆすぐときは、腰でなく膝を曲げて屈むと腰への負荷が軽減できます。

5. 高いところにある物を取る

 
 
 
 
 
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「棚の上にあるお皿、ぐっと腕を伸ばせば届きそう…」と腰を伸ばすのも要注意。たとえ手が届いたとしてもお皿の重みが腕にかかると、背骨にも衝撃が伝わり腰痛が悪化したり、ぎっくり腰を引き起こします。高いとことにある物を取る時は、必ず踏み台や脚立などを使って体に負荷をかけないようにしましょう。

6. 靴紐を結ぶ

 
 
 
 
 
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急いでいる時ほどやってしまうのが、間違った靴紐結び。立ったまま、上半身だけ折り曲げて紐を結ぶこの姿勢は腰へのダメージ大です。片膝をついたり、床に座って紐を結ぶのが安全です。いすに座って片足ずつ膝に乗せて結ぶのも、結びやすく体に負荷がかかりません。

7. 料理や皿洗い

歯磨きの時と同じで、立ち姿勢が悪いとキッチンに立つのも腰への大きな負担です。皿洗いも包丁を使うときも目線はもちろん手元に注がれているので、顔が下を向き前かがみになりがち。長時間キッチンに立っていると、肩や首が凝り腰も痛くなってきます。キッチンで作業するときは、足を左右に広げて、なるべく上半身を低く保つようにしましょう。上半身への負担が軽減されます。

8. スキニージーンズ

 
 
 
 
 
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おしゃれアイテムも腰のためには見直した方が良さそうです。スキニージーンズは、腰や膝の動きを制限するので腰痛になりやすいと言われています。また、ハイヒールやミュールなども腰痛の敵。体が前傾姿勢になってしまい、背骨への負担が大きいのです。着用回数を減らし、体を休ませてあげましょう。

腰のためにできることは普段の生活にもたくさんあります。些細なことですが腰に優しい行動を習慣化できれば、未来の自分が喜ぶはずです。