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ヘルスケア

その腰の痛み無視しないで!体が教えてくれる病気のシグナル5つ

重たい上半身を支える腰は実は常に負担がかかった状態で、人間の体の中でもっとも早く老化が始まる部位と言われています。突然激痛が走るぎっくり腰ならすぐに治療をしたり安静にしたりと対処できますが、慢性的に続く腰や背中の痛みは、老化のせいとつい我慢しがち。でもその痛みは、重い病気を示していることもあります。

単なる腰や背中の痛みと間違えやすい5つの病気をご紹介します。

 
 
 
 
 
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1. 大動脈瘤の破裂

激しい腰の痛みをぎっくり腰と思っていたら、なんと大動脈瘤の破裂だったということもあります。大動脈は体の中で一番太く大きな血管で、心臓から胸の内部を通ってお腹の方まで伸びています。大動脈瘤とは、大動脈の壁が弱くなって一部が異常に広がったり、こぶができたりする病気です。

大動脈瘤は、ほとんどがお腹の部分にできますが、胸の部分にできる場合もあります。大動脈瘤が破裂すると、背中や腰に突然の激しい痛みが走ります。背中の激しい痛みが持続するようだったら、できるだけ早く医師に診てもらいましょう。命に関わる事態です。

 
 
 
 
 
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2. 虫垂炎

別名、「盲腸」と呼ばれていますが、盲腸は大腸の一部のこと。でも盲腸自体が炎症を起こすのではなく、盲腸についている直径3〜5mmほどの「虫垂」という細い袋のような臓器が炎症を起こして激痛を引き起こすのです。この虫垂炎は、一般的に右側下腹部にありますが、人によっては腎臓に近い背中の方にある場合もあります。虫垂炎の症状は、初期では腹痛や嘔吐や食欲の低下などですが、病状が進行して炎症が強くなると虫垂のある右下腹部あるいは腰が痛くなることもあるのです。

3. 骨粗しょう症

骨粗しょう症は骨がスカスカになって脆くなり骨折しやすくなる病気ですが、腰や背中の急な痛みも自覚症状のひとつです。数年で背中が曲がる、背が縮む、腰が痛くなるなどの症状が出ていれば、いつの間にか骨折している可能性さえあるのです。

4. 関節炎

健康な関節の骨の末端部は軟骨で覆われています。これがクッションのような働きをして日常生活でかかるショックを吸収します。でもこの軟骨が長年の負荷により徐々にすり減っていくと、炎症を起こし痛みを伴うのです。特に午前中に腰や背中に痛み、こわばりを感じる人は多いですが、これが30分以上続き、じっとしていると悪化するようなら「強直性脊椎炎」のような炎症性の関節炎かもしれません。

5. 脊椎腫瘍

背骨に腫瘍ができる病気で、若者から高齢者まで幅広い年齢層でみられる病気です。通常、腰や背中に痛みがあっても横になると快適な姿勢が見つかりますが、脊椎腫瘍の場合快適な姿勢が見つからず、寝ようとすると痛みが起こりことがあるそうです。

忙しい毎日、腰や背中の痛みはいつものことと無視してしまいがちですが、いつもと違う痛みや激しい痛みを感じた場合は、大事になる前に病院に向かった方が良さそうですね。健康第一!

プレビュー画像:©️Instagram/ryochan_pe

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