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代謝アップやサイズダウンが期待できる|米ぬかパウダーがダイエットに役立つ

お米は私たち日本人の毎日の食生活で欠かせない食材です。最近では食生活も多様化し、パンやパスタなどと言った食材を主食とすることも増えてきましたが、やはり炊き立ての白いご飯を頬張る瞬間は格別。白いご飯を全く食べないということはないですよね。

エネルギー源となり腹持ちもいい白米ですが、実は精米時に出る米ぬかには、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。米ぬかというと、古くからぬか漬けやぬか床と言った漬物に使用したり、田んぼや畑にまく肥料の材料の一つとして、また家畜に与える飼料としてなど無駄なく使用されてきました。田舎のコイン精米に出向くと、精米した後に出た米ぬかを自由に持ち帰ることもできます。また、農家さんやお米屋さんからもらったりなんてことも。

そんな身近な米ぬかですが、実は体の代謝アップやダイエットに有効な食材として利用できるというのです。これから紹介する、米ぬかを煎って食べやすくした米ぬかパウダーを利用すれば簡単にその栄養価とダイエット効果を得られることができます。米ぬかパウダーの作り方とその利用法は以下の通りです。

<米ぬかパウダーの作り方> ※一度に作る量は100g程度がおすすめです。

①フライパンに米ぬかを入れ、弱火で4~5分くらい混ぜながら煎ります。

②香ばしい香りがして、全体がきつね色になってきたら火を止め、バットなどに移し、粗熱をとります。

③粗熱がとれたら、密閉できる保存容器に移し、冷蔵庫で保管します。保存期間は冷蔵で1週間、冷凍で1ヶ月ほど。

注意:
米ぬかは無農薬、有機農法の米ぬかを使用してください。生の米ぬかは酸化しやすいため、新鮮な米ぬかを手に入れてから3日以内に煎ってください。

<米ぬかパウダーの使い方>

米ぬかパウダーを、ふだんの食事に大さじ1杯のパラパラとかけます。ほんのりと甘みがあるためヨーグルトにかけたり、アイスに合わせてもOK。

米ぬかを入れることで、料理の水分を含むとかさが増し食べ過ぎを防ぐ効果も得られます。お味噌汁やスープに入れるのもおすすめです。また、煎ることで気になるにおいもなくなるため、いろいろな料理に入れることができます。

食物繊維を多く含むため、一度に大量にとると腸が弱い場合は便がゆるくなることもあるので注意をしてください。1日の摂取量は、大さじ1~3杯程度が目安となります。

<米ぬかの栄養素>

・玄米の90%以上の栄養素はぬか層に
玄米に含まれる栄養の90%以上はぬか層にあると言われ、その胚芽部分には、抗酸化作用のあるビタミン類やミネラル、また体の毒素の排出をすすめるフィチン酸などの成分が含まれています。そして表皮部分には、腸内を掃除してくれる食物繊維などの成分がたくさん含まれており、その量は白米の約45倍、玄米の約7倍にもなります。

・複雑な成分が体の健康をサポート
米ぬかは体をサポートする複雑な成分から構成されており、食物繊維は腸で善玉菌のエサとなるため腸内環境が改善されることで、やせ菌ともいわれるビフィズス菌が、代謝効率を上げてやせやすい体を作ってくれます。体の毒素の排出をする作用のあるフィチン酸から作られる成分には、脂肪肝や動脈硬化の予防、カルシウムの吸収促進と言った年齢とともに気をつけたい症状を改善してくれる働きをもっています。さらには、コレステロールの低下にいいγ-オリザノール、抗酸化作用のあるポリフェノールも含んでいます。また、植物コレステロールも血中の悪玉コレステロールの割合を下げる働きをしてくれます。

このように、多くの成分を含む米ぬかは、体内のデトックスを進め、腸内環境を整えるため、摂取するだけで自然と体の代謝を促進し痩せやすい体づくりに役立てることができると言われています。

この米ぬかパウダーを普段の食事に取り入れたところ、2週間でお腹周りが5㎝ほどほっそりとしたという方もいるそうです。またデトックス効果もあるため、体重やボディラインの変化とともに、美肌効果も得られたそう。腸内環境が整うと、免疫力アップに繋がると言われています。作るのが面倒という場合は、米ぬかパウダーはこちらから購入することもできます。ぬか漬けや肥料以外にも、はちみつと混ぜることで美肌効果のあるピーリングにもなる米ぬかですが、ダイエットや、健康な体づくりに役立てることができそうです。気になる方はぜひ試してみてください。

プレビュー画像:©︎Twitter/dogbowdog, ©︎Facebook/Eriko Miura