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アルコールが月経に与える5つの影響

女性の多くが月経の3日〜10日前から体がむくんだり、食欲が過剰になったり、イライラする月経前症候群(PMS)を抱えているといいます。症状も程度も個人で大きく異なり、年齢によって症状も変化します。

でも仕事終わりのビールやパーティでのワインがPMSや月経中の不快感を悪化させてしまうことは知っていましたか?妊娠中はダメというのは誰でも知っていると思いますが、実は次の5つの理由から、月経前や月経中も飲酒は控えた方が良いのです。

 

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1. 気分の落ち込み

女性の体は排卵を境に、エストロゲンとプロゲステロンと呼ばれるふたつの女性ホルモンが影響してPMSを引き起こしていると言われています。この女性ホルモンが誘発する現象は人によって千差万別。でも気分の浮き沈みが激しくなって周囲の人に当たりやすくなったり、気分がどんより落ち込んで軽いうつになってしまう人も多いのではないでしょうか。この気持ちの不安定さを鎮めようとアルコールに頼ってしまうと、イライラが助長されより攻撃的になってしまうのです。

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2. 痛み 

目覚めると同時に腹部に鈍痛を感じる朝、この痛みが昨夜のワインのせいだと思う人は少ないでしょう。アルコールは体内の水分排出を助長するので、水分不足となり生理痛が悪化するのです。

月経痛が重症化している場合は、アルコールの消費に関わらず医師の診察を受けましょう。子宮内膜症などの病気を患っている可能性もあります。

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3. 生理不順

通常、月経周期は28日ですが、前後数日の違いはほとんど問題となりません。しかし周期が大きくずれる場合、アルコール消費が原因の可能性があります。いくつかの研究で、アルコール消費はエストロゲン値を上昇させることがわかっており、月経周期もずれてしまうのです。

しかし不規則な月経周期が続くようであれば、仕事や人間関係でのストレス、子宮内の炎症や腫瘍なども原因の可能性があります。婦人科医の診断を受けましょう。

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4. 甘いものを食べたくなる

月経前は、普段よりもやたらと甘いものが食べたくなって仕方がないという人も多いはず。この傾向はアルコール消費でさらに強まってしまいます。マグネシウム値が低下しやすい月経中は、アルコール摂取によって体内からマグネシウムが排出され、マグネシウム不足に陥ってしまいます。甘いものの中でも特にチョコレートが食べたくなる、という場合はマグネシウム不足の可能性があります。

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5. 吐き気や頭痛 

月経中は、プロスタグランジンというホルモンが、子宮を収縮させ、経血を体外に押し出す働きをしていますが、同時に腹痛、頭痛、吐き気を誘発することもあります。アルコールを飲まなくても、吐き気や頭痛が起きやすい状態にあるので、アルコールの施主によってそうした症状が助長されやすく、いつも以上に悪酔いしてしまう可能性があります。

年齢によってPMSや月経中の症状は変化するもの。でももしかしたら月経前や月経中のアルコール摂取が症状を悪化させているかもしれません。思い当たる人は月経前と月経中のアルコール消費を控えてみてはいかがでしょうか。