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あの言葉を唱えるだけ!簡単にできるほうれい線対策

口元にスッと入り、顔を一気に老け顔にしてしまうほうれい線。一般的には加齢とともに目立ちやすくなると言われているものの、幅広い年齢層でその悩みを抱えている人が多いのも事実。

ほうれい線

何か対策をと思いながらも、顔の皮膚はとてもデリケート。間違った方法でマッサージなどすると逆にシワの原因にもなってしまいます。

私たちの顔表面の皮膚や脂肪は、顔の筋肉(表情筋)とコラーゲンによって支えられています。その顔の筋肉は大きく分けて「シワ作り筋」「シワ消し筋」に分けることができ、日常生活で作る顔によっては「シワ作り筋」を「シワ消し筋」よりも多く使っているがために、顔にシワができやすくなっている可能性があるというのです。

シワを作りやすい表情は一般に、不機嫌になったときと言われています。ムッとしたり、難しいことを考えるとつい寄せてしまうのが眉間のシワ。これは皺眉筋(しゅうびきん)と上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)という顔筋が作り出しています。

眉間のシワ

また同時にしかめっ面をしていると口角下制筋という顔筋を使って口角を下げ口元に嬉しくないシワを作り出します。

そして反対に、笑顔を作ると大頬骨筋・小頬骨筋・笑筋(しょうきん)が働き、頰がキュッと引き上がります。また声を上げて笑うと顎舌骨筋(がくぜっこつきん)や口輪筋(こうりんきん)が働くためほうれい線を防ぐことにつながるそうです。

笑顔

このように不機嫌になるとシワ作り筋が作用し、ご機嫌でいるとシワ消し筋が働くのです。

そしてさらにほうれい線にフォーカスすると、ひと昔前に世間でよく使われていた、おいしいものを食べた時に使うあの言葉をゆっくりと言うと、てきめんに効果があるそう。

それが「まいうー」と唱えるエクササイズ

「まー」「いー」「うー」とゆっくり唱えることでシワ消し筋を重点的に使うことができ、ほうれい線の改善に繋げることができると言われています。

①「ま」の動作
あごの下の顎舌骨筋を意識して発声します。顎舌骨筋を強化すれば、ほおが引き締まり、ほうれい線や二重あごの改善に繋がると考えられています。

筋肉

注意:眉毛を上げて額にある前頭筋を使わないようにしてください。おでこに横ジワができる原因になります。

②「い」の動作
口を大きく左右に引きます。このとき大頬骨筋や小頬骨筋・笑筋を使って、ほおと口角を笑顔を作るイメージで上げます。大頬骨筋や小頬骨筋・笑筋などが強化されると、ほおが引き上げられるため、ほうれい線の改善につながるそう。

注意:歯を食いしばると両耳の下のあごにある咬筋(こうきん)が使われて太くなり、エラが張ってしまう可能性があります。また口角を下げると、口角下制筋というシワ作り筋が使われるので要注意です。

③「う」の動作
口をすぼめて唇を前に突き出します。このとき、口を取り囲んでいる口輪筋が使われ、ほうれい線が薄くなるのが実感できると思います。口輪筋を使うことで、ほうれい線に直接作用するのです。

注意:うの口に集中するあまり、眉間にある皺眉筋や、鼻にある上唇鼻翼挙筋を使わないように注意してください。眉間のシワになります。

①〜③の3動作をそれぞれ10秒ずつキープし、1セット5回を1日3回行います。1ヶ月ほど続けるとその違いを実感できるそうです。

エクササイズ

このまいうー体操、顔の筋肉を使うので顔周りの血流改善によりむくみなどにも効果が期待できるとのこと。特別な道具は何もいらないので、今すぐ試すことができそうです。お風呂に入りながら、または家事をしながらのなどの毎日の「ながら美容」にぜひ取り入れてみてください。

怒ると嫌なシワができて、笑うと自然とシワ対策になる、なんだかとても理にかなっているようにも思えます。毎日の暮らしの中でより一層笑顔でいることを心がけたいですね。