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肩や首の凝り緩和やリラックスに|ひじを温めるといい理由

ネットが発達し、スマホやタブレットと言った端末が日々の生活に欠かせなくなった現代人は、気づかないうちに腕を酷使しています。

腕の中でも、ものを掴んだり細かい作業をする手を支える前腕とものを持ち上げる動きをサポートする上腕をつなぐひじは、肩や首にとって大切な部位と言われています。体の関節の中で、意外と気にかけることのなかったひじですが、実はこの部分を冷やしてしまうことが体へ悪影響を及ぼしていたのです。座っているときや仕事中、ついついひじをつきながら同じ姿勢でいると血行が悪くなり、ひじもいつの間にか冷たくなっています。

実は、ひじの周辺には呼吸器系のツボや血流をよくするツボが集まっており、ひじを温めることで血行が促進され、首凝りや肩凝りの症状緩和につなげることができるそう。

また、呼吸器系のツボを温めて刺激することで、自然と深い呼吸に。仕事のストレスや緊張によって、私たちの呼吸は浅くなりがちです。呼吸が浅くなると、体が疲れ、頭がボーっとするなどの症状が現れますが、ひじを温めることで、呼吸が深くなり頭がスッキリする効果も得られるそうです。

ひじを温めるのに、おすすめと言われているのが「ひじ湯」。

お湯を張った洗面器にひじをつけるで、周辺のツボを効果的に温めることができるのです。ひじ湯の方法は以下の通り。

<ひじ湯のやり方>
①洗面器や大きめの桶に43~45度くらいの、少し熱めのお湯を準備します。

②そこにひじを浸します。肘は曲げずに開き気味で入れるようにします。

③片ひじずつ5分、最後に両肘を3分つけ温めます。※途中でお湯が冷めてきたら足し湯をしてください。お気に入りのアロマオイルなどを使うと、さらにリラックス効果が高まります。

忙しさやストレスを感じると、交感神経が優位になりがちですがひじを温めることで副交感神経が優位となりリラックスすることができます。また、咳に効くツボもあるため、咳がひどいという方にもこの方法はおすすめです。

関節は冷やさないように、とよく言いますが「ひじ」は意外と見落としていたという方も多いのではないでしょうか。パッと触ってみて冷えていると感じた方は、ひじ湯をしたり、カイロを使ってひじを温めるようにしてみてください。

プレビュー画像:©︎Twitter/naganosamboclub