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グルテン関連障害:原因不明の体調不良、グルテンのせいかも

腹痛、吐き気、下痢などは現代の日常生活で多くの人が抱える悩み。医師のもとを訪ねても、不調の理由がなんなのかはっきりとした診断が出ないことも珍しくありません。 薬をあれこれ試しても生活習慣を変えても、症状は軽減するどころか、片頭痛を伴ったり風邪をひきやすくなったり、問題は増えるばかりという人も多くいます。

その不調、もしかしたら小麦に含まれるグルテンが原因かもしれません。

1. 疲労感

グルテンによる小腸内壁の炎症は、さらに中枢神経の働きにも影響を及ぼします。寝ても寝ても寝足りないなどの睡眠障害や、不安障害、うつ症状を発症することもあります。またグルテンを含む食品を食べた後に片頭痛や疲労感などを感じることもあります。

2. 頭痛、片頭痛

グルテンに過敏な人ほど頭痛や片頭痛の症状を抱えていることがわかっています。

3. 体重減少

過敏症の人はグルテンを摂取することで小腸に炎症を起こすため、小腸で正常に栄養が吸収されません。このため体重減少が起こります。

4. 風邪をひきやすくなる

グルテンに過敏な人は、免疫グロブリンA(IgA)が少ないことで知られています。IgAは粘膜への微生物の侵入を防ぐ大切な防御システムのひとつ。IgAの低下により鼻や喉の風邪にかかりやすくなります。

5. 素肌の問題

突然の発疹や吹き出物が出ていませんか?グルテンはニキビや乾癬、アトピー性皮膚炎などはグルテン不耐性が原因となることもあります。

6. お腹の不調

食後いつもお腹が張る、または下痢や便秘などに慢性的に悩まされていませんか?消化器系の問題はグルテン不耐性の典型的な症状です。実にグルテン不耐性の人の87%が膨満感を感じています。

グルテンが引き起こす様々な症状は、グルテンフリーの食生活に切り替えることで軽減することが多くあります。原因不明の体調不良に苦しんでいたら、グルテンを疑ってみるのも手かもしれません。