子供を取り巻く環境の変化|現代の子どもが学ばない5つのこと

「今の子どもはこんなこともできないのか」…いつの時代も聞かれる言葉ですが、これは一面真理です。 なぜなら、子どもたちが学校や社会で学んでいく内容は、社会の状況や価値観によって変わっていくから。ある世代から次の世代に進む過程で、まったく常識だと思われていたことが消えてしまうことは多々あるのです。

ここでは、昔の子どもには普通でも、今の子どもたちにとって当たり前ではなくなってしまった7つの事例をご紹介します。

Siblings Then ['95?]

1. 片足立ち

就学前の発達試験で、5歳児が片足で立ったり、後ろ向きに歩いたりする能力が次第に低下していることがわかっています。この傾向は特に都市部で顕著。自分の体をうまく使えない子どもたちが増えているのは、外遊びの機会が減ったこと、日常生活のなかで体を使う場面が減ったことなどが原因ではないかと指摘されています。

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2. 食器を洗う

食器を洗うことができない子どもが増えているという声がよく聞かれます。食洗機のせい?と思われるかもしれません。食洗機の日本の普及率は3割程度。食洗機のある家庭の子どもは食器洗いのお手伝いをする機会はほとんどないでしょうね。他にも、子どもに食器洗いをさせると目が離せないので、かえって面倒という声もあるようです。

Lyle Doing Dishes

3. 靴の紐を結ぶ

20年前の子どもの多くは小学校に上がる頃には靴紐が結べました。今は高学年でも靴紐が結べない子が多いようです。これは紐がない靴が増えたことが原因のようです。小学生向けの靴の多くがベルクロタイプ。結ぶ機会がないから結べないのですね。

最近では、成人しても蝶々結びができないという人が増えているのだとか。

Shoe lace

4. 体罰の恐怖

20年前くらいまでは教師による体罰は日常茶飯事でしたが、今では教育現場の体罰には厳しい目が向けられています。褒めて育てることが奨励され、先生たちは優しくなりました。ただ、一方で小学生の暴力事件や学級崩壊が問題視されているのも事実です。

学校だけでなく、昔はよくいた子どもたちには命令口調で話す大人や、近所の雷おじさんは今では絶滅危惧種かもしれません。

Peekaboo

5. 一人で過ごす時間

昔の子どもはある意味では放置されていました。兄弟の世話をしたり、自分で昼ごはんの用意をしたり、一人で近所をぶらぶらと歩き回ったりしていたものです。一人でいるという経験は、子どもの成長と自立を後押しします。今は、大人が見守る「遊び場」での遊びが冒険と呼ばれる時代になりました。

7 Year Old Boy's Serenity

子どもの姿は常に社会を映し出す鏡です。子どもたちの気持ちに寄り添い、子ども一人ひとりの個性を認める教育が広がりつつあることは喜ばしいこと。でも一方で、子どもたちのある種の自由と技能が失われつつあることにも目を向けるべきでしょう。

特に都市部では、子どもたちは屋外に出る機会も減り、自分の限界を試すこともほとんどなく、家事の手伝いもあまりしていません。

近い将来、現在存在している仕事の半分は自動化が進み無くなるといわれる時代です。子どもたちには予測できない未来を「生き抜く力」が求められていることを社会全体で考えていくべきなのでしょう。

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