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猛暑に負けない!画期的な熱中症&脱水症対策

今年の夏も猛暑が予想されていますが、気をつけたいのが熱中症。熱中症とは暑さや激しい運動が原因で体内の水分や塩分が不足し、体温調節ができなくなる状態のことです。

体温調節が鈍くなりがちな高齢者や子供は、熱中症になる危険が高く注意が必要で、特に高齢者は熱中症で緊急搬送される人のうち約半分を占め、重症化しやすい傾向にあります。

そんな熱中症の予防の基本は脱水症の予防!脱水症の症状を確認できる3つの方法を紹介します。

1.「手の甲を軽くつまんで、皮膚が素早く元に戻らないか確かめる」

引っ張った皮膚が3秒以内に元に戻らない場合は、脱水症状を疑って下さい。皮膚には通常水分が多く含まれており、これが脱水症の場合だと水分が不足して肌の弾力が減るほか、血液もドロドロになり循環しにくくなるため、皮膚がすぐに戻らなくなります。

2.「舌の状態を確認する」

健康な人の舌は赤くて表面が滑らかですが、これに対し脱水症を起こしている人は唾液の量が少なくなり、その舌は表面に光沢がなく、赤黒く凸凹になります。また、舌に筋が入っている場合も脱水症の疑いが高く、ミネソタ大学の研究によると、舌に筋が入った人の85%が脱水症状を発症していたそうです。

3.「手の親指の爪を押す」

健康な人であれば、親指の爪を抑えて放せばすぐに赤みが戻りますが、脱水症を起こしている人の場合、指先の毛細血管に血流が素早く行き届かず、爪が白い状態から赤い状態に戻りにくくなります。こちらの目安も3秒で、それ以上経っても赤みが戻らない場合は、脱水症の疑いがあります。

万が一脱水症になってしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?

今回紹介した脱水症セルフチェックを試してみて脱水症状の疑いがある場合は、まず第一に経口補水液で水分補給をすることが重要です。経口補水液とは、食塩やブドウ糖を混合して水に溶かしたもので、小腸が直接水分の吸収を行うため、脱水症状の治療に効果的です。経口補水液はスーパーやドラッグストア、ネットなどでも購入が可能ですが、すぐに作ることも可能です。経口補水液の作り方はとても簡単で、水1リットル、砂糖大さじ4と1/2(40g)と塩小さじ1/2(3g)をしっかりと混ぜれば完成です。

脱水症を防ぐために何より肝心なのは、日頃から水分補給を心がけること。体の水分量が不足していないかどうかは、今回紹介した方法で簡単にチェックができるので、1日に1回だけでも確認する習慣をつけることをオススメします。

プレビュー画像:© Facebook/浩也川田

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