ちえとくをフォローする

healthchannel

辛いお腹の張りをすっきり解消するための7つのヒント

多くの人が経験する「お腹の張り」。食べ過ぎてなくてもお腹が張る、おならがよく出るなどの原因の多くは、食べ物を消化するときにガスが過剰に発生する、あるいは腸の動きが低下してガスがうまく排出できないことによる腸管内のガスだまりです。「腹部膨満感」や「鼓腸」とも呼ばれ、体のだるさや激しい腹痛や嘔吐など深刻な症状を引き起こすこともあります。

原因は、身体的なもの(一定の食物への不耐性、ホルモンの変化、過敏性腸症候群など)に加えて、生活習慣や心理的なもの(ストレスなど)まで様々です。

©MediaPartisans

豆類、イモ類、乳製品などを控えることで症状が軽くなることが多いので、まずは食生活を見直し、さらに生活習慣を改善すれば、多くの場合は解消できます。以下に、お腹の張りをすっきり解消するために見直した方が良い7つのポイントをご紹介します。

1. 食べる順番

お腹が張りやすい人は、消化に時間がかかる野菜から食べるようにしましょう。つまりサラダなどからはじめて、肉や魚、炭水化物の順番で食べるといいようです。

Salat

2. せっかちで早食い、早口

もしかすると空気を飲み込み過ぎが原因でお腹が張っているのかも。意外に思われるかもしれませんが、急いで食事を食べたり、早口で喋っていると無意識に空気をたくさん飲み込んでしまい、腹腔内にガスが溜まるのです。思い当たる人はゆっくり食べて、ゆっくり話す習慣を心がけましょう。

Hard-boiled eggs with dried tomatoes

3. 白砂糖はNG

砂糖の取り過ぎは鼓腸の原因の一つです。腸内の悪玉菌は特に糖分を好み、ガスを過剰に発生させるのです。特に白砂糖は中毒性があるため避けるべき。また果糖を多く含む果物や、キシリトールやソルビトールを含む 「シュガーフリー」のガムもお腹が張る傾向があります。

20160715-AMS-LSC-0197

4. こまめな水分補給を

水分を多く摂取することは、お腹の張りの予防や緩和に役立ちます。これは毒素が体外に排出されるのを助けるためです。便秘解消にも効果的です。ただし水を一度にたくさん飲むと、胃酸が希釈されすぎて消化が滞ってしまいます。一気にたくさん飲むのではなく、こまめな水分補給を心がけましょう。

注:甘い飲み物、炭酸飲料、牛乳、アルコールは逆にお腹の張りの原因になります。

(28/365) Glass of water

5. 1日中デスク仕事

運動不足は確実に腹部膨満の原因になります。特にデスクワークの人は腸が圧迫され、腸の動きが鈍くなり、ガスが溜まりやすくなります。スポーツで新陳代謝を促すことで、腸の動きも活発になり、ガスを排出しやすくなります。お腹のマッサージも効果的です。

Working Out

 6. 丸呑みしがち

食べ物をよく噛まずに丸呑みしていませんか?これもおなかの張りのよくある原因です。唾液には重要な消化機能があるのです。食べ物をよく噛まずに食べていると、腸内細菌に過剰な負担がかかり、だんだん腸が弱ってきます。かわいそうな腸をいたわるためにも、ひとくち50回かんで、唾液とよく混ぜてから飲み込むようにしましょう。

Dana eating steak

7. ストレスが多い人は心因性かも…

ストレスが多いと、体はコルチゾールというホルモンを放出します。ストレスホルモンとも言われるコルチゾールの働きで消化が悪くなり、腸内細菌も乱れてガスが多く発生します。ストレスを溜めないように気分転換やリラックスを心がけることも大切です。

Drowning under a mountain of paper

お腹の張りによる腹痛には、ジンジャー、クミン、アニス、コリアンダーなどのスパイスが効果的です。スパイスを白湯に振り入れて飲むと症状を和らげることができます。きつい下着やジーンズなどは脱ぎ、横になってリラックスしましょう。湯たんぽをお腹に当てるといいですよ。

おならは生理現象なので我慢しないほうがいいのですが、問題は悪臭です。研究によれば、おならの悪臭の主な原因はシスチンと呼ばれる物質。シスチンは乳製品、卵、肉などの動物性タンパク質が豊富な食品に含まれます。ですから、動物性食品の摂取量を減らせば、おならの匂いがあまりしなくなり、こっそりおならができるようになるかもしれません。

生活習慣を見直してもお腹の張りが持続する場合や腹痛を伴う場合は、遠慮せずにお医者さんに相談しましょう。

プレビュー画像 ©MediaPartisans