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Lifehacks

顔が大きい人はOOもデカい!?最新の研究結果を見て、どういうことかよく分かった。

顔が大きい = 頭が大きい = 脳が大きくて頭が良い?この疑問に関しては、昔から多くの専門家の間で様々な意見が飛び交っているのが現状です。

しかし、米・ペンシルバニア大学ウォートン校とオランダ・アムステルダム自由大学の合同チームが発表した研究によって、脳の大きさと認知機能テストの成績には正の相関関係があることが判明しました。つまり、脳が大きいとその能力が高くなることが明らかになったのです!

研究グループのギデオン・ネイヴ助教授は「大きな脳を持つ人は小さな脳を持つ人より、認知機能のテストの成績がより良い傾向にあります。しかし、その差はテストの成績の2%にも満たないものです」と語っています。13,600人の被験者を対象に行われたこの実験では、学歴のみをみるとテストの成績の差はさらに縮まり、脳が100cc増える度に、学歴が5カ月未満長くなったそう。

しかしわずか2%とはいえ、脳が大きい方が認知機能が優れていることが分かったことは貴重な発見と言えるのではないでしょうか。ちなみに人間の平均的な脳の大きさは、身長と同じく男女で異なります。しかし、もちろんこれは女性の認知機能が低いことを示すわけではなく、性別の垣根を超えた比較が難しいことの証明とされています。

これまでに行われた様々な研究によって、女性の脳は大脳皮質と呼ばれる部分が男性よりも厚い傾向があることが分かっており、これは単純な大きさ以前に、「男脳」と「女脳」が存在し得ることを示唆するものとなっています。

ペンシルバニア大学とアムステルダム自由大学の研究チームは、認知機能を計測するために倫理的推理力記憶力、そして反応時間の3つの分野に絞ったテストを実施。このようなテストで計測できるものは流動性知能と呼ばれ、これらはいわゆる「潜在的知能指数」の高さを明らかにしてくれます。

大きな脳を持つ人が、わずか2%とはいえ、流動性知能が高いことが判明した今回の研究結果ですが、研究チームは「企業の採用担当者が頭の大きさを採用選考の基準にするのは無意味である」としています。

協調性や性格など、仕事をする上で必要なその他のスキルの高さは、頭の大きさだけでは分からないからです。言われてみれば納得ですね!