静脈瘤に魔法のように効く4つの治療法。3番目は、ヨーロッパの街中に沢山落ちている。

下肢静脈瘤(クモの巣状静脈瘤)とは静脈瘤(じょうみゃくりゅう)の一種で、毛細血管が拡張し、血液が滞ることでおきる疾患です。 足首、ふくらはぎ、そして足の筋肉などに見られる症状で、むくみや痛みの原因になることがあります。日本人の約2人に1人が発症しているといわれ、女性に多いのが特徴ですが、病院に行っても「見た目の問題」と放置されている場合が多いのが現状です。原因は加齢、長時間の立ち仕事、座りっぱなしの生活習慣、禁煙、妊娠・出産時、肥満、体質遺伝などが考えられます。緊急性のない症状なので心配はありませんが、肌が露出する所に発生すると気になるのも事実です。

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普段は弾性ストッキングを使って血行促進をするのが一般的な初期の治療法ですが、今回はヨーロッパの人々が実践している自然療法をいくつかご紹介します。

1. アメリカマンサク

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アメリカマンサク(ハマメリス、ウィッチヘイゼル)は、マンサク科の落葉樹でアメリカ東部、カナダ、メキシコなど、やや湿度の高い森林に分布しています。その葉は、静脈を収縮させる働きがあり、血流を高め、静脈瘤を軽減する効果があることが知られています。実には、タンニンやサポニン、フラボノイドといった抗酸化作用を持つ成分が多く含まれています。収れん作用があるとして、北米の先住民時代から止血や筋肉痛、火傷の治療などに利用されてきたようです。

水1カップを沸騰させ、乾燥したアメリカマンサクの葉小さじ1を加えて成分を抽出し、これを適温まで冷ましてから、布やコットンに浸して患部につけます。内服すれば、下痢・赤痢・内痔核、胃または肺の出血などにも有効です。日本ではあまり目にしないハーブですが、ネットショップなどでの取り扱いがある他、市販の抽出液なども販売されているようです。

2. ローズマリー

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ローズマリーといえば、料理に使われる爽やかな香りのするハーブですが、末梢への血行を良くする効果があり、静脈瘤とともにおこる、けいれんなどの症状を緩和する効用を持っています。エッセンシャルオイルなどを患部に塗るか、内側からの療法として、血液循環を改善してくれる煎じ茶を毎日飲むと効果的です。沸騰した水1カップを沸騰させ、ローズマリーの粉末を大さじ1程加えて煎じます。これを毎日続けてみてください。

3. セイヨウトチノキ(マロニエ)

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セイヨウトチノキ(マロニエ)は大型の落葉樹で、欧米では街路樹として多く植えられています。パリのマロニエの街路樹が有名でしょうか。栗に酷似した実には、エスクリンという有毒成分が含まれるため食べることは出来ません。しかし有毒である反面、マロニエの実から得られるエスチンという成分には薬用効果があり、日本でも医薬品として用いることが認められています。セイヨウトチノキの実の抽出物は慢性静脈不全の治療に効果的であるということが、研究結果から明らかとなっています。静脈を丈夫にし、症状を和らげ、慢性静脈不全の治癒にも役立つと考えられています。

4. イトスギ(サイプレス)

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イトスギ(サイプレス、セイヨウヒノキ)の学名「Cupressus sempervirens」は「永遠に生きる」という意味のギリシャ語から来ています。欧米では街路樹や公園樹としてポピュラーな木ですが、枝と葉から得られる精油は、古くからさまざまな疾患の治療に用いられてきました。脚の痛みやだるさをとりのぞくのにとても効果的で、静脈瘤や毛管破裂などの治療に使われる医薬品にも使用されています。また、香りにも鎮静作用などがあるそうです。 マッサージオイルとして、ぜひ取り入れてみてください。

クモの巣状静脈瘤の予防、解消に大切なのは日ごろのケアです。ぜひお試しください!

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