赤ちゃんが胎内でいかに苦しんでいるかを証明する衝撃画像。原因は、妊婦が犯した珍しくない間違いだった。

妊娠中の喫煙がお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼし、発育障害や早産の原因となることは周知の事実です。 このほど衝撃的なエコー画像と共に、それを証明するような研究結果が発表されました。

dsf

英・ダラム大学の研究チームは、大学病院に通院する妊婦20人の妊娠24、28、32、36週の時点における胎児の様子を4D超音波写真で観察。結果、1日に平均で14本タバコを吸う妊婦の胎児は、タバコを吸わない妊婦の胎児と比べて、顔や口元に手を持っていく回数が多いという事実が判明しました。下の写真はタバコを吸わない妊婦のエコー写真で、胎児はリラックスしてじっとしている様子がうかがえます。胎児が口を動かしたり自分を触ったりする行動は、成長が進み運動機能が発達するにつれて減少するそうです。上の画像の胎児のように、まるで苦しがるようにしきりに手を動かしている状態は、うつの症状がある妊婦の胎児よりさらに深刻だといいます。研究者らは妊婦の喫煙により、中枢神経がニコチンにさらされることで、胎児の発達に異常が生じると推測しています。

vchal/shutterstock

喫煙によってニコチンや一酸化炭素が胎盤に吸収されると、子宮内の血流の減少や血液中の酸素の減少につながり、赤ちゃんに必要な栄養が届かなくなってしまいます。妊婦の喫煙は、自身のみならず赤ちゃんの命をも危険にさらす恐ろしい行為なのです。喫煙がお腹の胎児にどのような悪影響を及ぼすのか、以下にまとめてみました。

  • 低体重で生まれる。喫煙者の場合、赤ちゃんの出生体重が平均して200グラムほど減少するといわれています。
  • 早期破水、胎盤早期剥離、前期胎盤、先天性異常のリスクが増加する。
  • 子供が将来的に喫煙者になる可能性が高まる。
  • 注意欠陥多動性障害などの発達障害の発症率が3倍に増加する。
  • 癌発症のリスクが増加する
  • 肥満、糖尿病のリスクが増加する。
  • 乳児突然死症候群(SIDS:生後3カ月頃に何の前触れもなく赤ちゃんの呼吸が止まって死んでしまう病気)のリスクが倍に増える。
  • 先天性心疾患のリスクが増加する。
  • 口唇裂や口蓋裂、手足の欠損などの先天性異常が起きるリスクが増加する。

妊婦自身が喫煙しなくても、家庭や職場などで受ける受動喫煙にも注意が必要です。ニコチンは肺からだけでなく皮膚や粘膜からも吸収されます。他人の吸ったタバコの煙を吸うことは、妊婦自身の喫煙による基本的には同質の悪影響を及ぼすと考えられています。

wavebreakmedia/shutterstock 

出産後の喫煙ももちろん赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼします。小児喘息、呼吸器疾患、肺炎、アレルギー、小児喘息、呼吸器疾患、肺炎、アレルギー(アトピー、鼻炎)などの発症率が30%増加する他、母乳による急性ニコチン中毒、知能の低下、命の危険に直結する症状が出ることもあります。喫煙者の母乳に含まれるニコチン濃度は、血液の約2〜3倍になるともいわれています。

dsf

喫煙によって胎児の発育に差が生じるというのは、事実です。妊娠を考えている女性は子供の未来のためにも、早いうちに禁煙をし、一緒に暮らす家族にも禁煙・分煙してもらってください。自力で禁煙ができない場合は、禁煙するための支援を受けることも重要です。

コメント

おすすめの記事