週3日半炭水化物を夜食べない。3週間後体に驚きの変化が。

「炭水化物抜きダイエット」や「夜だけ炭水化物抜きダイエット」、さらには「ケトン体ダイエット」など、炭水化物を制限するダイエットが流行っていますが、これらのダイエットは糖尿病などの研究結果をベースとしているものが殆どです。 完璧に炭水化物を抜くダイエットは安全性に疑問が持たれ、あまり勧められない側面もありました。しかしこの度、スポーツの世界から、炭水化物抜きダイエットが痩せるだけでなく、持久力が「ドーピング並みに」劇的に上がるという研究結果をフランスの国立スポーツ体育研究所(INSEP)を中心とした科学者のグループが発表しました。

体内のグリコーゲン(貯蔵糖)やエネルギーとして使えるグルコース(ブドウ糖)が少ない状態で運動をすると、脂肪燃焼の効果が上がることは以前から知られていました。しかし「炭水化物抜きダイエット」を続けていると、低糖状態のために集中力の低下が見られ、特に高強度のトレーニングが効果的にできないなどの問題点が指摘されていました。特に、持久系スポーツの人々は改善の余地があると思っていました。

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そこで研究者たちが注目したのが、炭水化物の摂取とトレーニングの「タイミング」です。

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トライアスリート21人がINSEPによる研究に参加しました。一つのグループは一日中炭水化物を摂る食事、もう一方のグループは、午後の高強度のトレーニンングの後にタンパク質と脂質のみ摂取、炭水化物の少ない状態で寝る「スリープロー」と呼ばれる食事制限が課せられました。この後者のグループは、翌朝の軽い低強度のトレーニングが終わるまで食事を摂りません。1日全体で摂取する食べ物の内容はどちらのグループも全く同じです。

Sleepy dad

「スリープロー」のグループは、1週間当たり3.5日だけこのタイミングで食事とトレーニンングを行い、他の日は通常に食事を摂りました。3週間の実験の結果、驚くべき結果が出ました。

 「スリープロー」のグループは筋肉の量は変わらず、脂肪の量のみが実験前に比べて平均8.5%も減少していたのです。

そして低強度のサイクリング時のエネルギー効率は11%上がり、ピーク時の出力が12.5%も上がっていたのです。ちなみに、巷を騒がしている持久競技のEPOドーピングの場合を使用しても(検査に引っかかりにくい低量の場合)パフォーマンスの向上率は10%ほどです。10キロのランニングのタイムも2.9%短くなり、これはタイムが1分ほど縮まったことを意味しています。

正しく食事とトレーニングの管理を行えば、ドーピング以上に効果的かもしれないということが判明したのです。

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昔から食べ物と適度な運動を合わせることは重要と言われていましたが、そのタイミングも重要だということが今回の研究でわかりました。

ある程度スポーツをしていた人たちでこれだけの効果があったのであれば、今まで運動せず、食事にも気を使っていなかった人たちにはさらに効果が現れるかもしれません!炭水化物を制限するダイエットをしようとしている方は「スリープロー」を意識してみるといいかもしれません。

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