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イタリア最大規模の農業組合の報告書が暴いた「口にしない方がいい食べもの」
有機農業先進国として名高いイタリア。同国でも最大規模の農業組合Coldirettiが、イタリア北部の町チェルノッビオで開催された農業と食に関する国際フォーラム(International Forum on Agriculture and Food)で発表したある報告書が話題になっています。この報告書には、食品に含まれる残留農薬、ダイオキシン、重金属、添加物、さらにウイルス汚染の有無などの点に重点を置いて実施した調査結果が掲載され、危険性の高い食品をリストアップしています。
Coldirettiがこの食べ物の「ブラックリスト」を発表した背景には、環境への負荷が低い方法で生産された農産物の消費を促すという目的があります。こうした農産物は結果的に安心して食べることができるからです。またこの調査は主に西ヨーロッパで消費される食品を対象にしているので、日本ではお目にかからないものもありますが、大安売りの輸入食品にはワケがあるということには変わりありません。
ではこのブラックリスト入りを果たしてしまった食品たちとその理由を見てみましょう。
1. スペイン産の魚
スペインから輸出される魚に含まれる水銀やカドミウムなどの重金属量の増加。
2. アメリカ合衆国産の栄養補助食品やビタミン剤
ヨーロッパで1997年以前に消費されていなかった新食品を指すノベルフードとして分類されていること。
3. 中国産ピーナッツ
強い毒性を持つカビ毒のアフラトキシンを大量に含んでいること。
以下の4〜10の食品も大量のアフラトキシン値を指摘されています:
4. トルコ産ヘーゼルナッツ
5. アメリカ合衆国産ピーナッツ
6. トルコ産ピスタチオ
7. インド産唐辛子
8. インドネシア産ナツメグ
9. イラン産ピスタチオ
10. トルコ産乾燥イチジク
11 トルコ産パプリカ
規定量を大幅に超えた農薬の使用。
12. トルコ産乾燥アプリコット
規定値以上の亜硫酸塩を含むため。
13. ポーランド産の鶏肉
サルモネラ菌などのウイルス汚染件数が増加しているため。
14.オランダ産鶏肉
ポーランド産と同様。
スーパーで様々な食品が低価格で購入できるのは嬉しいですが、環境への負荷や食の安全を考えると、見た目は不恰好で安くはなくても地域でできた減農薬や無農薬の食品を選びたいものです。